こんにちは取材部です。
このブログのアクセス解析をしていると、20代~30代のアクセスが一番多いです。
ただ最近は10代からのアクセスも多い…。意外です…。
ということで、今回は若手社会人向けに「視点」について書いていきます。
「視点」について書きたいと思った理由は、
コロナショックで、「自粛」について多くの人が様々な意見を持っているからです。
まず前提として大枠で2つの意見があります。
1つ目は、感染者数を抑えることが第一優先。「自粛こそが正義」の意見です。
これは医療崩壊が迫っている為、少しでも感染の可能性を減らすこと。何がなんでも人の動きを止める考え方です。とくに医療従事者や高齢者と同居している方にとっては、感染は脅威で命に関わることですので何よりも「自粛」が正解です。
2つ目は、経済優先の意見です。
私の親友に飲食店経営者がいますが、彼らにとって今回の「緊急事態宣言」は死活問題です。飲食だけでなく、多くの業界で既に派遣切りも始まっています。失業率と自殺率は相関性がある為、経済優先を求める声もあります。この立場に立つと「自粛」は程々に経済を動かすことが正解です。
この2つの意見、どちらが良い・悪いの話ではなく、いずれの主張も正論です。
ですので、何が書きたいかというと
一つの事柄について、立場が違うと見えている世界が違うということ。
今回はコロナショックを例に例えましたが、会社も様々な部署があり、色々な立場があります。だからこそ、自分以外の立場から見えている世界を想像できるようになると、思いやりを持てたり、人に優しくできるのかもしれませんね。
巷では自粛を求める正義感からか「自粛警察」が現れ、営業する飲食店の窓ガラスを割る事件も起きているとか。これは不安感からくる行き過ぎた正義(犯罪)ですので、冷静になって欲しいと思います。
このニュースを見て、アメリカの作家マーク・トウェインの名言を思い出しました。
「金づちを持つ者は、すべてのものを釘と見る」
自分が見えている世界が一つだけではない事を改めて考えさせられます。
こうしている中でも医師や看護師の方々、危機対応の仕事をする多くの方が最前線で働いてくれています。
医療関係は勿論、生活必需品を販売するスーパーや公共交通機関で働く方々…
改めて感謝の気持ちを込めて。
ぜひ、皆さんも「立場」や「視点」について考えてみてください。